習慣性(原発性)いびき症(HS)
全人口の2〜3割 ←
中高年層の4〜6割
→ 上気道抵抗症候群(UARS)
日中の傾眠、疲労感、注意散漫、
激しいいびきを伴うも
AHIが5以下で、OSASの予備軍
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
およそ200万人(全人口の約2%) ←
睡眠時無呼吸症候群は、ギルミノー博士によって「一晩7時間の睡眠中に無呼吸(呼吸停止が10秒以上)が30回以上認められるか、あるいは1時間あたりに5回以上あるもの」と定義されています。また、最近では4%の血中酸素飽和度の低下を伴う換気量の減少を低呼吸と定義して、睡眠1時間あたりの無呼吸低呼吸回数(apnea hypopnea index:AHI)が5以上であり、日中の過度の眠気があれば睡眠時無呼吸症候群:SASと診断されます。
SASと診断され1時間に15〜20回を超えると治療が必要になります。1時間に何十回も呼吸停止があったのでは、とても熟睡などできません。熟睡できない日々が繰り返されることにより、日中、耐え難い眠気が襲ってくる。これが、いびきよりも怖いSASの本当の姿です。
睡眠呼吸障害(SDB)の分類
・中枢型睡眠時無呼吸低呼吸症候群(CSAHS)
・閉塞型睡眠時無呼吸症低呼吸候群(OSAHS)
・チェーンストークス呼吸症候群(CSBS)
・睡眠低換気症候群(SHVS)
日本人で習慣的にいびきをかく人は2000万人以上もいます。睡眠時無呼吸症候群の人はそのうち約10%、200万人と考えられています。
睡眠呼吸障害(sleep-disordered breathing:SDB)のひとつに睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)があります。
眠っているあいだに喉の奥の気道が塞がると、息ができなくなります。そのあいだは呼吸が止まっています。そのままでは死んでしまうので、脳から「起きろ」という命令が出ます。
脳からの命令が伝わると、呼吸が停止していたあいだに喉の奥に溜まっていたものが「ガーゴー」という「いびき」をともなって口から一気に吐き出されます。

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